2025年7月22日(日本時間23日)、トランプ米政権と日本政府は、25%の関税発動を回避するための交渉で合意に達しました。日本側は、自動車関税の引き下げを実現し、最悪の事態を避けることに成功しました。交渉に臨んだ赤沢経済再生相は、ホワイトハウスでトランプ大統領と会談し、約70分間にわたる交渉の末、最終的に合意に至りました。トランプ氏は、1%の関税引き下げを進める代わりに日本側に様々な見返りを求め、粘り強い交渉が続きました。特に、自動車産業の関税引き下げを目指す日本政府の方針において、数量制限の回避を最優先課題としていました。5月から始まった交渉は、トランプ氏の強い圧力にもかかわらず、最終的には合意に至り、関税発動を避けることができました。
トランプ米政権の貿易交渉における強硬姿勢は、もはや一方的な押し付けと言わざるを得ません。日本側が自動車関税引き下げに成功したとはいえ、交渉の過程で見られるのは、常に「見返り」を求めるトランプ氏の取引主義です。これが日本の経済政策にどれほどの影響を与え、企業や国民に無理を強いる結果になったかを考えると、その不平等な取引の実態には強い批判が必要です。さらに、トランプ氏がSNSを使って圧力を強化し続け、関税率を最大35%に引き上げる脅しをかけるなど、そのやり方は経済戦争に近いものであり、国際的なルールにも反するものです。
解決策としては、今後の交渉において、同じような圧力を受けないよう、日本がより強い外交戦略を持つことが求められます。日本の立場を守るためには、単なる譲歩ではなく、貿易における公正なルールを確立する必要があるのです。
ネットからのコメント
1、一方的に関税を課すと脅されて、投資をしろだの市場を開放しろだのと強要されて、よく言いなりにならずに粘った方だと思います。結局、投資内容も市場開放の内容も大したことにならず、25%から15%に引き下げられたのでまずまずということです。 TACOはディールしたつもりですが、5500億ドルの投資に付ける保証は何のことはない、今のJBICの融資保証のことで革新的でも何でもないですが、不動産屋の彼には海外投融資の仕組みが分かっていないようなので、そっとしておきましょう。 そのディールの下地ならしをしてその場できちんと言い返せたのは、日本の経産や財務、外務官僚たちといっしょに入念に条件を整理してから交渉の最前線に立った赤澤で、よくがんばったと言えます。 TACOがいる間はこれでやり過ごし、次の大統領のときにTPPへ引き入れて関税は0%に。あと、デジタルサービス税導入でGAFAMへ課税しましょう。
2、輸出産業から莫大な広告費を受け取っているマスコミや株式投資をしているような層には好評化ですが、どこからどう見てもお友だちの輸出産業を助けるためにそれ以外のすべてを犠牲にするような危険なディールです。
早急に今回のディールの正体を暴く必要があります。このままでは未来の日本経済に回復不可能な損害が生じる可能性があります。
3、この記事の面白いのはラトニック長官の自宅に赤沢大臣を招いてって所ですね。ラトニックさんはアメリカ側なのにアメリカ側と一緒にトランプに向けて練習するって(笑)トランプの部下は大変ですね。ラトニック長官と赤沢さんの親交は相当深い事になりましたね。石破政権は退陣するんでしょうが、赤沢大臣には引き続きアメリカとの交渉役を続けたほうが良い気がしますね。
4、15%が高いのか低いのかはEUと中国次第かと思いますので、現時点では何とも言えませんが、30%にならなくてよかったというのが今の感想ですね。 仮に中国やEUが日本と同率であれば、交渉カードがお金しかない日本はよくやったと言って差し支えないと思います。 とりあえずは官僚のみなさんお疲れ様でした。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/604e8a21a1fb75b904b5444508ec34cdcf7a6c50,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]