人生は時に不公平だと感じることがある。先日公開されたドーキンズ英里奈さんのインタビュー記事がそれを痛感させてくれた。彼女が語る流産の経験や不妊治療の苦労は、まるで身に覚えがないはずの「他人事」とは思えないほどリアルで、それだけに胸を打たれるものだった。他人の幸せが自分の不幸を引き立てる瞬間ほど、残酷なものはない。そんな状況で彼女がどう立ち直ってきたのかを考えれば、浮かび上がってくるのは、ただ耐えるだけでなく、周囲とつながることの大切さだ。
しかしながら、この記事を読むことで私はある疑念を抱いた。なぜ苦しみながらもSNSで経験を公表し、励ましを求めたのか?励ましの言葉をもらったところで、現実の辛さは何も変わらないのではと。**「苦しさをさらけ出さないと理解してもらえない世界には、果たして優しさがあるのか」**と考えてしまう。そんな皮肉を感じずにはいられない。
多くの人が経験をシェアし、「一人じゃない」と感じることで立ち直れるというが、それはある意味、自己満足ではないだろうか。
突き詰めれば、個々の問題に決定的な解決策はないものの、人々の知り合いを広げ共感を得ることで、辛さを和らげようとしているに過ぎない。**「本当の救いとは、他人の優しさではなく、変わらない現実にどう向き合うかを自分自身で掴むことではないか?」**そう思わずにはいられない。
このような疑念を抱くこともあり、この記事から感じたことを一人で抱え込むのではなく、あえてシェアすることで誰もが議論し、一歩進むための材料にできれば幸いだ。
ネットからのコメント
1、結局、流産や不妊を語ってるのってハッピーエンドにたどり着いた人ばかり。もしこの方が最後まで子供が授からなかったら、こういう発信はなかったんじゃないのかな。
時間もお金もパートナーさえも失い、最終的に何も残らないそんな方も数多くいらっしゃいますこの方に限った話じゃないですが、ご自身が辛い思いをした分、発信には慎重になってほしいなと思います。
2、生まれてきてくれた赤ちゃんに、そして一緒に喜んでくれた周囲の方々に感謝ですね。これから大変だけど、それ以上に一瞬一瞬が楽しい日々を大事にしてください。「よその子は成長が早い」といいますが、自分の子どもの方がその何倍も早いです。小学校、中学、高校、大学、そして自立とそれぞれの時点の思い出はたくさんありますが、本当にあっという間です。悩んだときは自分一人で抱え込まず、周りを遠慮なく巻き込んで、奮闘してください。子どもはいつの時代も縁起ものなので、逆に巻き込まれてうれしい人たちは多いはずです。
3、人生が思い通りに上手く行き続ける人はいないし、その逆もまた然り。全体を均せば個々の人生にそれほど差は無くて、「好事魔多し」とは昔の人も良く言ったもの。誰かに対する「羨ましい」がその人の全てではないし、別の部分では自分も誰かの「羨ましい」を背負ってるもんだ。
4、とてもつらい経験を乗り越えて、こうして言葉にしてくれたことに胸を打たれたよ。「自分だけじゃないんだ」って思えるだけで、救われる人がきっといるよね。泣いても落ち込んでも、前に進もうとしたその姿、本当にすごいと思う。周りの人のやさしさにもほっとしたし、いま頑張っている人たちにも、あたたかい光が届くといいね。
そして、みんなが自分を責めずに心を大切にできるといいね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c4ff6c33a66f8ee0bff7a10e00ea67ec8c370a37,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]