2025年7月24日午前1時20分頃、兵庫県明石市硯町の国道2号交差点で、緊急走行中のパトカーが赤信号を右折で進入し、2人乗りのバイクと衝突。バイクには男子高校生(17)とアルバイトの少年(16)が乗っており、それぞれ骨盤や手首、腰椎を骨折する重傷を負った。パトカーは110番通報を受けた現場へ向かう途中で、サイレンと赤色灯を使用していた。兵庫県警は、事故の詳細や交差点進入時の安全確認について調査中。命に別状はないという。
緊急走行中であっても、赤信号の進入には「最大限の安全確認」が求められる。今回のように、警察車両が交差点でバイクと衝突し、未成年の若者2人に重傷を負わせた事故は、「必要な緊急対応だった」という説明だけでは済まされない。サイレンとアナウンスをしていたとはいえ、物理的接触が発生したという事実が、「確認不足」と「注意義務の欠落」を物語っている。
問題の根本は、緊急走行の際の判断基準と行動規範が、現場に任されすぎていることにある。優先されるべきは「急行」ではなく「安全」であり、それを怠れば、警察という存在の信頼すら揺らぐ。
解決策としては、①緊急走行時の交差点進入に関するマニュアルと訓練の再強化、②同乗警官による二重チェック体制の義務化、③第三者機関による事故発生時の責任検証制度の導入が不可欠である。
取り締まる側が、交通ルールのリスクを軽視すれば、誰も法の公平さを信じなくなる。正義を守る車が、危険の象徴になってはならない。誠実で徹底した検証と再発防止策が、信頼回復の最低条件だ。
ネットからのコメント
1、深夜1時にバイクで2人乗りしている高校生は、パトカーが緊急走行する事なんて知らないでしょう。 片や住民の為に治安を守る業務を進行中のパトカーと、もう一方はその原因を作ってそうな未成年者。 これを危険行為と言うのなら、全ての犯罪は自首するまで署内で待ってれば良いのでは。 陽が落ちたら帰ってきなさい、と言う親の教えは、事件や事故を未然に防ぐ予見でしょう。
2、普通の高校生は深夜1時に二人乗りでバイクは乗らない。 原付バイクとかならそもそもがアウト。 事故の詳細は分からんが高校生側に違法性があるなら回復を待ってしっかり対処してほしい。
3、パトカーは緊急走行中だった。 赤色灯つけて、サイレンも鳴らしていた。加えて、助手席の警官も交差点を右折するときにマイクでアナウンスもしていた。つまり、緊急走行で交差点に進入するときの手続きを遺漏なく行っていたように見える。 不思議なのは、バイクに乗っているドライバーが緊急車両の接近に気が付いていたはずなのに、何の警戒も無く交差点に進入したことなんだよな。 普通は緊急車両が近い状態なら、いくら青信号だからと言って無頓着に交差点に進入しないからね。ドライバーの経験の無さと、交通ルールへの無自覚が事故の原因の一つになったのかもしれない。
4、こりゃバイクが分が悪いですね 未明の事故なので、パトが直接見えなくても、反射した赤色灯が見えた可能性が高い。そしてサイレンも、昼間よりは聞こえやすいはず。スピード出して、止まれなかっただけじゃないかな
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/43eb770d17fea31132b1ecf4feb58044fe981161,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]