2025年7月24日、解説者・伊勢孝夫氏が阪神タイガースの打線に不安を指摘。前半戦終了時点で阪神はセ・リーグ首位、2位DeNAに9.5ゲーム差をつけて独走。チーム打率、得点、本塁打、防御率など、主要指標はリーグトップだが、伊勢氏は「阪神は本当に強いのか」と疑問を呈す。特に6番以降の打線が機能しておらず、得点力に課題があると指摘。上位打線は安定しているが、中軸以降のつながりに欠け、今後の失速リスクを懸念している。
数字の独走がそのまま「強さ」を示すとは限らない。阪神の今季前半戦はたしかに見事な成績だが、伊勢氏の指摘通り、打線の6番以降が沈黙している現状は、後半戦に大きな落とし穴を残している。投手陣の好調に依存しすぎており、点を取り切れない試合では脆さが露呈するだろう。
本質的な問題は「打線の厚みの欠如」だ。上位に頼りきりの構造では、一つ歯車が狂えば得点力が急落する。昨年、一昨年のように下位打線で流れを変える選手の存在が見られないことが、現在の“薄さ”の象徴だ。
解決策として、①下位打線にチャンス対応力の高い選手(例:木浪のような粘り強い打者)を起用、②調子を見極めた柔軟な打順組み替え、③代打戦略の強化と明確な役割分担によるベンチ層の活性化が求められる。
勝つべきときに勝つだけでなく、逆風を跳ね返せる「本当の強さ」が試されるのはここから。独走の陰に潜む脆弱性を直視しなければ、「優勝目前からの失速」という悪夢が再び蘇るかもしれない。
ネットからのコメント
1、その通りのかもしれないが一点補足しておきたい。 一昨年は確かに下位打線でチャンスを作って、近本が返すパターンがあったが、今シーズンは何故か近本の得点圏打率が低い。 このチャンスで近本が一本打ってくれたら…という場面で攻撃が終わることがよく見られる。(その場面は大体ツーアウトだし) 近本本人も意識しているんじゃないかな。 一昨年との違いはそこだと思う。 下位打線の打率はこんなもんでしょう。
2、最終戦の巨人戦を落としたのが結果的にプラスに働く気がする。いかなる状況でも油断しないのと諦めない姿勢をあの敗戦で球児が学んだ気がする。いずれにしても勝負は8月中盤から後半。最後の1人を打ち取るまで油断しないで頑張ってほしい。
3、個人的に森下が諸刃の剣だと思う。1、2番が打率で2位と3位だからかなりのチャンスが回ってるのに状況を考えないような打撃で潰してるケースも相当多い気がする。先日のドームでもあったけど満塁でノースリーからボール球をフルスイングにいったりする事多いんですよ。元々好不調の波があるところに打ちたい気持ちが出すぎて大山みたいに我慢して繋げるって事が出来ない。今は余裕あるけどこの先投手陣に疲れが出てくると点取れるところでしっかり取らないとまた失速とかなりかねない。
4、今のタイガースの一番の弱点は、代打陣の弱さだと思う。糸原は1割台だし ナベリョウや原口もまだまだの状態。 今の首位の位置に居られるのは、セの 他球団に怖さがなく、比較でタイガースが一番まとまっているからかも知れないよね。その結果が交流戦に現れていたと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/80f6882edf78c7c0ce121670b0db58b619565cf7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]