2024年5月22日午後4時30分頃、愛媛県新居浜市で出動中の南消防署の救急車が、患者を搬送中にガス欠寸前となり、別の救急車に患者と隊員を乗せ替えて病院へ搬送した。搬送は約40分間続いたが、ガソリン警告灯が点灯し、別車両の出動が要請された。患者に影響はなかったとされるが、当該救急車は午後1時40分から約1時間、署内で待機しており、その間に給油可能だった。消防庁は「人命を預かる車両でガス欠は致命的」として、チェック体制の徹底を求めている。
人の命を預かる救急車が「ガス欠」という初歩的なミスで搬送を中断するなど、信じがたい怠慢だ。しかも今回の車両は、直前に1時間もの待機時間があったにもかかわらず給油を怠っていた。現場の焦燥や緊急性を言い訳にはできない。これは完全に組織としての安全意識の欠如であり、日常的な点検・管理体制の緩みの象徴だ。
問題の根本は、「人命を支える装備」という意識の希薄さにある。燃費が悪い特殊車両であればなおさら、燃料残量の確認と記録は徹底されるべきだった。現場の属人的な判断に任せていたこと自体が制度の欠陥である。
改善策としては、①出動前・出動後における複数人による燃料残量チェックの義務化、②デジタル燃料管理システムの導入、③燃料量に応じた自動アラート・給油指示システムの構築が必要だ。
「命を救うはずの車が、ガス欠で立ち往生する」――そんな滑稽で致命的な矛盾があってはならない。誤魔化しのない徹底した改革と責任ある運用体制の再構築こそが、信頼回復の最低条件だ。
ネットからのコメント
1、外野から見れば、給油できるタイミングが1時間もあった、となるでしょうが、 現場の消防官達は午前中に出動を繰り返し、別の出動からの追加出場に対応、搬送先を当たる時間もかかった、とあります。 マネジメントの部分で改善の余地はありそうですが、日々地域の安全の為に尽力してくれている消防官達を責めることは決してできないと思います。
2、んー、ガス欠じゃなくて大事をとって別の救急車で搬送しただけですよね。 Eランプついても60kmは走れますし、それでも変なところでガス欠するわけにはいかないから別車両を手配しただけ と記事からは受け取れるんですが。 それに、帰署して1時間の待機って、救急隊だってトイレやご飯食べたりするでしょうし、あっという間に過ぎ去る時間で休憩取らせず給油するなんて無理があるでしょう。 だったら税金使って消防署の敷地を広げ、給油所を設けて、シルバー人材でも使って帰ってきた車両は直ぐに給油できる様にしたらよろしい。 下らない事記事にするなら救急車に乗らないでほしいですね。 かれらも馬鹿じゃないんですから分かってて給油しないなんてことは有り得ません。
3、話は全然違うけど、道端で車が止まって大渋滞が起こってた。
車の横に人は立ってるがフラフラですぐに近寄って話をしたが舌が回らず、支えて歩道まで連れて行き車を動かしますと伝え離れようとした時にたまたま救急車が通り異変に気付き降りてきて処置をしてくれた。 呼ばれてもないのにたまたま通りかかった現場で救助してくれた。こんなイレギュラーな事も起こるから、給油していないのも責められない。人間なんだもん。
4、こんなこともある 人間だもの。忙しいだろうしね。 それとも、車両整備係を年中無休の1年間、専属で消防署に配置させるか、暇してる役場の天下り職員あたりから出向させるか?学生時代にアルバイトしてた図書館とか新聞読みにだけ来てる天下りの館長いたぞ。 費用的に無理なら、マニュアル強化して再発防止対策するしかないね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5cb618ae451772b8cfc13ad9b31cdd540b7a88bc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]