ヒグマという文字を見ただけで、心のどこかが冷える。しかし、今回の事件が報道された方法には、どうしても違和感を覚えずにはいられない。まず、記事は「ヒグマを特定し、駆除した」と冷静に伝えているが、人間社会における「駆除」という言葉の選択には、曖昧さと無責任さが潜んでいるように感じる。私たちは本当に「駆除」だけで済ませていいのか、野生生物との共存を目指すべきではないのか?
そして、記事にはまるで「これで安心」と言わんばかりにヒグマ警報の解除についての情報が淡々と記されている。しかし、一体どれだけの安心が本当に保証されているのだろうか。この熊だけの問題と捉えるのは短絡的であり過ぎる。一匹駆除したからといって、問題が解決したわけではない。
更に、過去の被害を掘り返して再度強調することで、恐怖を煽るだけになっていないか?アクションを起こさずに安心を請求するほど、私たちは無頓着であってはならない。
今回の事件を単なるニュースとして消費するのではなく、この機会に「人間と自然の在り方」を深く考える必要があるのではないだろうか。互いの命がかかっているこの問題、次の犠牲者を生まないために、私たちは何を変えられるのか。
ネットからのコメント
1、人を2人殺しているヒグマを駆除した時でさえクレームで電話を掛けてくる連中が居ます。人里に出て人を殺した個体は、捕獲して山に帰しても、また人里に出て来て同じ様に人を殺します。そうなったらどう責任を取ってくれるのですかね?ヒグマの代わりに殺人罪で捕まってくれますか?こういう無責任で悪質なクレーマーに対する対応も厳しくすべきかと思います。
2、まずは同一個体という事であらためて安心、安眠を授けてくれた猟友会、警察関係者の方々には感謝と敬意しかありません。私達は学ばなければならない一面もあると思います。 人の味を知ってしまったクマはまた、襲うということ。山の木の実が豊富にある時は里に下りることが少ないかもしれない。だけど月日が過ぎて少しずつ忘れ去られて生ゴミ等を放置したり、熊に優しい環境を提供してしまえばいつでも襲う準備は出来ているということを。
3、こんな凶暴なヒグマを殺したとかヒグマが出るようなところに住むなとか抗議している連中がいるようで・・・今後捕獲したらそいつらに送りつけて引き取ってもらえればいいです。自分で餌を与えるなり自分が餌になるなりで熊ファーストの人生を送れますよ。
4、ヒグマ警報を調べたら、とんでもなくヌルい内容で驚いた。しかもヒグマ注意報と全く同じ内容です。(以下ヒグマ警報から住民向け部分を抜粋)■周辺住民の皆さまへヒグマの食べるものが手に入らない環境をつくりましょう。
・ゴミ出しのルールを守る。・ゴミ、ペットフード、コンポスト、干物や漬物などの保存食(匂いのあるもの)を野外に放置しない。・食べものや容器のポイ捨てをしない。・廃棄農作物などは、ヒグマを誘引する恐れがありますので適正管理に努めましょう。(抜粋以上)危険世帯への避難勧告・指示、地元体育館などでの一時避難受け入れ、夜間外出禁止、新聞配達など日昇前の活動抑制、自転車ではなく自動車の利用推奨など、県や市町村の対策が全くなく、住民にゴミ出し運用の適正化という責任を押し付けているだけです。これは行政の「仕事している感」以外の何者でもない。意味のある警報に即時の改善が必要。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6b0aae90198edaa8e54c5ec6831d9e8cdcb285c3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]