選挙報道特番、なんて華々しいラインアップなのだろう。櫻井翔に太田光、大越健介。そしてその裏にはゲスト陣や専門家がずらりと並ぶ。これを見るにつけ、まるで選挙が一種のエンターテインメントになっているかのような錯覚に陥るのは私だけだろうか?テレビ各局は視聴率競争の渦中で、選挙をどうやって「映える」ものに仕立て上げるかに腐心している様子だ。果たしてこれが民主主義の祭典のあり方と言えるだろうか。
そもそも、政治に関する報道が「顔」として選ばれるキャスターやゲストたちに依存している現状は問題がある。知名度のある顔を押し立てることで視聴者を引き込む戦略が、政治を表面的なショーに変えてしまっている。内容に対する関心よりも、キャスターの発言に対するコメントがネットで飛び交うのもまた、事態を歪めている。ただし、これは視聴者側にも責任がある。「誰が話しているか」より「何が話されているか」に耳を傾ける姿勢を取り戻さなければならない。
選挙報道が視聴率を稼ぐための道具になり果てる前に、私たちは情報の質にこだわり、それを共有することに力を注ぐべき時なのだ。トークショーではなく議論の場としての価値を取り戻さなければ、どんなに豪華な顔ぶれが揃っていても、真実を見誤ることになりかねない。
さて、あなたもこの状態に異を唱える準備はできているだろうか?
ネットからのコメント
1、選挙特番にタレントや芸能人を起用するのは視聴率狙いだろうが、視聴者としては物足りない。もっと安全保障や経済、法律のプロといった専門家を中心に構成してほしい。とくに社会学者のような抽象的な議論ばかりする人より、実務に詳しい専門家を重視すべきだ。選挙は国の行方を左右する場なのだから、もっと中身のある、納得できる議論が求められている。薄いコメントはいらない。
2、池上はもう止めたと言ってるのに能力もないのにしがみついてる櫻井氏や太田氏が残念。開票ショーみたいなつまらない話ではなくて一晩明けた後の、後藤さんとかの真面目な分析が聞きたい。
3、日テレは櫻井翔?論外で観る気もしない。フジは開票に青井で解説に橋下?顔も見たくない。フジと日テレは報道に値しない。NHK基本でテレ朝とTBSのぞくかな。投票率が前回よりもかなりアップして欲しいが、変わらない様ならば政治が変わらないのも経済が良くならないのも、根本的には選挙に行かない意識の低い有権者の責任だと思う。
4、選挙特番を放送するにお笑いやアイドルタレントな要素は必要なく、メインキャスターに太田光氏や櫻井翔氏を起用する時点で企画意図に疑問を感じる。報道機関として迅速・正確・丁寧な報道姿勢が何より重要です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7bf2aad43c373f88faf660d1ce618c1c50b037a1,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]