2025年7月22日、平将明デジタル相はインターネット番組「魚屋のおっチャンネル」で、SNSなどを通じた外国勢力による選挙介入について警鐘を鳴らした。彼は、参院選に続いて自民党総裁選も標的になると指摘。特にX(旧Twitter)では、政権不安定化や日米関係の分断、国際的・民主主義への信頼失墜を狙った投稿がボットにより拡散されているとした。対策としてはSNS事業者の自主対応、国民の情報リテラシー向上、政府による内閣官房での対策組織設置を提案。ロシア関連とみられる複数のXアカウントが既に凍結されているが、その詳細は不明である。
外国勢力によるSNSを介した選挙介入が現実の脅威となっているにもかかわらず、日本の対応はあまりに遅く、脆弱だ。現状、民主主義の根幹である選挙が、外部からの情報操作に無防備な状態に晒されており、看過できない異常事態である。
問題の本質は、国家としての情報防衛戦略の欠如にある。SNS事業者任せ、国民の“自己責任”に委ねる姿勢では、国家主権すら危うい。民主主義を守るには、情報空間も“主権領域”として扱うべきである。
具体策としては、①SNS事業者に対し情報操作検知と公開の義務を課す法整備、②政府主導の「選挙介入対策ユニット」の常設と専門人材の確保、③学校教育や公共広報を通じたリテラシー教育の国家戦略化、が急務だ。
表現の自由を盾にする詭弁の裏で、民主主義が静かに侵食されている。守るべきは“無制限な発信”ではなく、“自らの意思で選ぶ”という国民の権利である。
ネットからのコメント
1、平将明デジタル相は、検閲を持ち込んで民主主義を守ったつもりになるのだろうか。 検閲は、独裁政権や極左政権が好んで行うものだが、自由民主党は自由を守るのではなく検閲をする方向なんだ。 では、なぜスパイ防止法を自民党は作ろうとしないのだろう。すでに外国勢力に取り込まれた人がたくさんいるからだと思わざるを得ない。
2、正論っぽいけど、どうにも刺さらない。 SNSを通じた外国勢力の介入が問題というのは分かるけど、結局は 「今までの選挙戦略が通用しなくなったから、ネット空間の流れをコントロールしたい」 という意図が透けて見える。 しかも、国政選挙ではなく「自民党総裁選」を狙ってるとか、 なぜそこを“民主主義の砦”みたいに語るのかも違和感。 選挙の正当性や国民の判断力を信じるより、 言論空間の“管理”にばかり目が行ってるようにも感じる。 「外国勢力の介入だ」と言えば何でも排除できる、 みたいな便利ワード化も怖いし、 本当に守ろうとしてるのは「民主主義」じゃなくて 「自民主義」なんじゃないの?
3、>平氏は「言論の自由は当然あるが、外国から影響されて、それ自体を国民が知らなくて、民主主義の結果が左右されるのは駄目だ」と、ネット規制ではなく民主主義を守る対策の必要性を強調。
外国からの影響って、SNSより既存メディアの方が影響されているのでは。 昔は外国人が日本の報道機関に影響を与え、自分達が望む方向へ日本人の世論を動かそうとしていた。 それは今も変わらないのでは。 外国勢力からの介入を防ぎたいのであれば、尚の事、外国人への制度を早急に整備した方が良いと思うけど。
4、日本にはスパイ防止法が無から外国の工作機関はやり放題です。 先ずは欧米諸国並みのスパイ防止法を即時制定し外国の諜報工作への網をかけて下さい。 まさか反対する事はありませんよね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/56204b63215b2809cc393e3238905321d98fa781,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]