このニュースを見て、正直に言って言葉が出なかった。ツバルの人たちがオーストラリアへの移住に応募した人数、なんと8750人。人口の8割超が「お前ら、早くしてくれ!」って状態。しかも倍率31倍って、まるで宝くじのような話。確かに海面上昇で国土が水没するとか、そんな状況に置かれたら、どこかに逃げたくなる気持ちはわかるけど、果たして「280人」しか受け入れないって現実がどれだけ冷徹なんだろうか?
でも、もっと腹立つのは、オーストラリア政府がこんなに「関心が高い」とか言ってること。高い関心を持ってるのは良いけど、その後の対応がどうなるかは全く不透明。280人が選ばれなかったらどうなるのか、次の機会は果たして本当に来るのか? ツバルの人たちの命運がこの抽選にかかっている現実に、どれだけの無力感を感じるんだろう。
一つ確かなのは、目の前の問題を他人事のように扱うのはもうやめろ、ということ。 何十年後に問題が来るって言ってるけど、もうその「未来」は目の前に来ている。気づいている人はどれだけいるんだろうか。
「未来に向けて行動しよう」なんて言葉を聞き飽きた。でも、未来を作るのは今この瞬間しかないんだ。
ネットからのコメント
1、人口1万人程度のツバルで8千人以上が移住を希望しておられる、と言うことは残る人は2千人。8割も減ってしまったら国としての機能も落ちるだろうし、最終的には全員が移住することになるのでは。ただオーストラリアに移住出来るのは年間280人なので、希望者が移住し終わるまで30年。途中でスピードアップがあるのか。ツバルと言う国の終わりが具体的になってきたように思います。
2、温暖化や異常気象もありますが、脆弱な低地への建築、排水や廃棄物による水質汚染によるサンゴ礁の減少、建築用の砂の採取なども大きな原因でありツバル自身の環境破壊によるものも大きい。オーストラリアの思惑もあるだろうが、受け入れてくれる国があるのは不幸中の幸いではありますね。
3、昔見た日本沈没のラストシーンで日本人が外国に移住していく場面があり、確かオーストラリアも移住先の一つだったように覚えているが、まさにツバル沈没ということが現実に起きていることに感慨深いものがありますね。
4、ツバルは「.tv」の収益で国連に加盟できたという話が有名です。あと海面上昇の問題だけでなく、開発による地盤沈下やゴミの投棄による環境破壊で住めなくなっているという話もあったりします。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/75acebb92a0c9d1ef7d6165cae469b13c89a37cd,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]