「ネタバレ配慮」という言葉を聞くたびに、じわじわとした苛立ちが心に広がる。完結した物語をもう一度体験し直す、その欲望は理解できる。しかし、**「完結した物語へのネタバレ配慮は、一体どれほど意味があるのか？」**と問わずにはいられない。確かに、映像化による新たな演出や構成は楽しみだ。しかし、未読の原作勢への配慮を忘れてはいけない、その必死さはどこか歪んで見える。

物語を知っている者にとってのネタバレとは、スパイダーマンの正体を教えるぐらい意味のないことだろう。だが、SNSを観るとあたかも核兵器の保有国が情報を隠し合うかの如き配慮が溢れている。「知識は力だが、時にその力は影を落とす」。この状況では、情報を知ることが新たな制約を生み出している。

ネタバレとは何か、その境界線を巡る議論は面白いが、時に煩わしくもある。無限城編が公開されたことで、この議論はさらに複雑化していく。だが、その議論の果てには何があるのだろうか？真の楽しみ方は、他者への配慮という言い訳のないところにこそあるのかもしれない。どれほど配慮しようとも、物語の本質を奪うことはできない。「知識を守るのではなく、共有することでのみ、真の感動は広がる」

。この問いにあなた自身が答える必要がある。

ネットからのコメント

1、私はネタバレ大歓迎派ドラマも録画して後で何かしながら見るのが多いので、記事で先に情報仕入れて「このシーンか」とか「これの事か」とか大事なところを見逃さずに楽しめています鬼滅の刃もマンガで最後まで読みましたのでストーリーは分かっていますが、マンガとは違うアニメーションならではの表現に驚かされて楽しかったです声優さんの表現力にまんまと心打たれて不覚にも涙してしまいましたもう一回見に行きたい

2、ネタバレより気の毒に思うのは、鬼滅は小さい子のファンも多いから仕方ない所もあるんだけど、鑑賞中に騒ぐ子がいるようなんだよね。夏休みに入っちゃったし、落ち着いてじっくり観たい人は、IMAXとか利用した方が良いかもしれない。

3、ネタバレされたくない人が気をつけるべき。SNSやYahoo開かなければいい。何で顔も知らないネット民まで配慮しなきゃいけないんだ。話は変わるけどサッカー代表のW杯の試合時間に仕事してるのに客が試合結果教えてくるのだけは納得いかない。SNSとか情報遮断して家帰ってから観れる人もいるんだよ。そういうリアルタイムの繋がりは流石に配慮するべきなんじゃないかと思う。

4、昨晩観てきた日中にネットニュースで取り上げられてるの見ちゃって、『号泣』とか『袖がびしょ濡れ』とかあったのでタオル用意して観に行ったけど泣くまではいきませんでした　周りも泣いてる人いなかった。

映像美しくて面白かったけどね早く次が観たいです