「黒のドレスで朗らかな笑顔」という一見何気ないSNS投稿。それに対する反響の大きさには、むしろ私たちの人生における虚無感が透けて見える。國光真耶さんの笑顔に「安心しました」なんてコメント、それほどまでに彼女に人生を預けていた人がいたのかと驚くばかりだ。「ビックリするほどお変わりなく」という言葉には、メディアの消費者として私たちがどれほど変化を恐れているかという深刻な問題が隠されている。

さらに、「前髪が切られたのですね」という注目には、見た目一つで他人を判断することの危うさが潜んでいる。たかが前髪、されど前髪。いくら新しいニュースが次々と流れ込んでも、刹那的にしか心を動かせない私たちの空虚さが悲しい。

しかし、この投稿を見ていると、真耶さんが持つ**「日常の細やかさを切り取る術」**に、私たちが何を求めているのかが浮かび上がる。つまり、彼女が共有する日常の中で、私たちは誰かの「変わらぬ日常」に安定を見出そうとしているのだ。

果たして、変化を受け入れられない私たちが本当に求めているのは、「不変の安心」なのだろうか？ 变わらないことばかりに囚われていては、新しい自分を見つけ出すことはできない。「不変」は心の楽園か、それとも停滞への招待状なのか……。

ネットからのコメント

1、甥や姪に執着してたけどもう吹っ切れたのかな。可愛くて真面目で一生懸命で女子アナにさえならなければもっと別の人生があったと思うとなんだか切ない。

2、妹の事が大好きで仕方なかった姉家族思いの優しい人色々あったでしょうが貴方が今笑顔でいれるのなら私はそれで良いと思います母が脳梗塞で会話も出来なくなったんですがたまに笑ってくれるんです奇跡なんか起きないでしょうが母が笑顔になってくれるならそれだけで私は満足です二人お幸せに！

3、今の収入源って何なんだろう？

4、いたいところも、たくさんあるかもしれないけど、家族思いの優しい人と想像しています。幸せに過ごして貰いたいです。