「核武装が最も安上がり」なんて発言、正直言って耳を疑った。こんなことを言う人物が国会に進出する時代になったのか、と少しゾッとした。あのさ、核を持つことで安全が確保されると本気で思っているのか?確かに、北朝鮮が核を持って「交渉のテーブルに座った」とか言っても、それが本当に正しい道だとは到底思えない。「核を持てば強くなれる」という幻想にすがるその姿勢、まるで古代の発想だ。
熊本市長、大西一史氏の反論には心から賛同する。**「核を持てば孤立する」とはまさにその通り。世界からの信頼を失い、軍拡競争を煽り、最終的には自らの首を絞めるだけだ。**このような発言が大衆に受け入れられる現状、何か根本的に誤った方向に進んでいる気がしてならない。
「核兵器に頼らない安全保障」の方が、遥かに賢明で持続可能な選択だと思うけど、今後の政治はどうなっていくのだろうか?まさか、これが「新しい強さ」だと信じているわけじゃないだろうな。
私たちは、どんな「強さ」を求めるべきなのか、改めて考え直さなければならない時が来ているのかもしれない。
ネットからのコメント
1、日本人の思考では「核は悪」というパターン思考となります。核兵器は敵からの攻撃を防ぐ抑止力としては、費用対効果が高いとされているのも事実。
核を持つかどうかは別として、地政学的にロシア、中国ような国家に近接する日本は、侵略に対して効果的な抑止力をどう築くかの戦略を議論することは必要ではないか。平和を唱えるだけではどうしようもない時代の気がします。
2、既存のNPT体制を前提とする限りはそうだ、とも言えるが、そのNPT体制をどこまで信用するかという話。実際に、核保有国が国際機関の議決を通さずに他国への軍事力行使を行うばかりか、国際機関の意思決定の妨げにさえなっている。ウクライナはその5カ国のうちの米英を信じて核を放棄したが、これまた5カ国のうちの露に侵攻されている。それでもまだNPT体制の信用性を議論できるならお続け願いたい。
3、言ってることは間違ってはいないんだけど「じゃあ代わりは」という点には触れられないのだろう。確かにNPT核拡散防止条約によって日本の核武装は禁止されている。だからこそ日本はアメリカの拡大抑止、核の傘によって核抑止を確保している。ただそれを言うと広島や長崎の市長から「核抑止を肯定するのか!」と言われるので触れられないのかもしれない。ただ核武装が難しいからといって核抑止が不要なわけではなく、核武装を一蹴するなら「アメリカの拡大抑止に依存していること」もやはり触れるべきだろう。
4、インド、パキスタン、イスラエル、南アフリカ、北朝鮮も核兵器を持っている。ロシアが核兵器をチラつかせてウクライナに侵攻しても、アメリカ、イギリス、フランス、欧州の国は、武器を提供したり、経済制裁する位で、ロシアの核攻撃、核戦争を恐れて一緒には戦わない。
ロシア、北朝鮮が、日本に侵攻して来た時、アメリカが、自衛隊と一緒ロシア、北朝鮮と間違いなく、戦うかわからない。アメリカが核戦争を恐れて、日本を助けない最悪を想定して、核を持つのも検討しないといけないと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f154549e4d5ec852c36198c40f0a51009de2d1da,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]