石破首相と米財務長官の会談のニュースを見てまず思ったのは、「またか」という感想です。日本の首相が国際交渉の場でなぜここまで腑に落ちない姿勢を見せるのか、不思議でなりません。**重要な交渉の場で、曖昧な表現と骨のない言葉ばかりを並べ立てているだけでは、日本の国益は守れないでしょう。**本当に大事なのは、着地点を明確にする意気込みと、そのための鮮明なビジョンです。
石破首相がトランプ大統領に「謝意を伝えた」とのことですが、**場当たり的な感謝は言葉の乱用でしかない。感謝で全てが解決するほど、国際関係は甘くない。**感謝するべきことは、もっと実質的な成果があったときだけにしてほしいものです。
また、安全保障における協力を強調しているものの、それが具体的にどのように形になるのかは一切触れられていない。日本がどれだけ主体的に取り組むかを言うのであれば、その根拠を示す説明が欲しいところです。**お飾りの言葉で国家の方向性を隠すことはできない。ビジョンが不鮮明なままの協力は猪の突進と同じ。**国民に示されたくない「調整中」の現実が見え隠れしています。
これはもはや外交ドラマ。現実には、エキサイティングな場面転換はない。
**国益を賭けた交渉は、感情のない台本では勝てない。結末の見えないドラマは視聴者が離れていく。**次の一手に我々は何を期待できるのだろうか。
ネットからのコメント
1、要約すると、「何も進展していません」ということですね。選挙期間なので今まで以上に前向きな言葉で飾っているけど、中身は何もない。アメリカとっては、石破首相はトランプ氏ではなく閣僚級で適当にあしらう程度の位置付けなのでしょう。期限までに合意する可能性は、限りなくゼロだと思う。
2、ベッセント氏が前にいるのに赤沢氏と交渉よろしくとは…本当に情けない。あの時の『なめられてたまるか』も実際にアメリカを前にすると『なんとかお願いします』に変わってしまう。
3、双方の利益を考えた合意と言っても、日本は日米貿易黒字で既に利益を得ている。中東に9割程度依存する原油輸入を、米国から2〜3割の輸入に変更するだけで、米国の対日本貿易赤字を減らすのは可能。米国に依存し過ぎるのは危険と言うが、他国から輸入をしても日本国に輸出する国には高関税を掛ける!となれば同じ。
4、米国側も参院選の行方はわかっているだろうから、労いを兼ねての挨拶だったのだろう。通訳を介したった30分の会談であり、関税協議なし、引き続き担当大臣とお願いしますというニュアンスだった。つまり、私はもう関与できませんと言っているようなもの。形式上、次の新総理と担当大臣が決まるまでの繋ぎ役で赤沢氏の訪米があるものと思われるが、主たる目的は交渉期限の延期なのだろう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/01465c320da3aebff1abb68c6a38328fb6976946,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]