あのニュースに目を通した瞬間、心に渦巻いたのは「またひとつ、昭和が遠ざかった」という痛烈な実感だった。田宮俊作――模型界の“レジェンド”とか“巨匠”とか、そんな言葉じゃ足りない。彼の作ったのはプラスチックの模型じゃない、日本男子の“少年時代”そのものだった。
でも今の日本、そんなノスタルジーを抱く余白すら失われつつある。彼の死に反応しているのも、昭和・平成の“おじさん世代”ばかり。若者は何をしてる?模型も手を動かす喜びも、“つくる楽しさ”も、全部スマホに飲み込まれてる。作るより、与えられる快感に慣れすぎたんじゃないか?
田宮模型は“戦車”や“戦闘機”の精巧さで知られる。でも皮肉なことに、**今の日本に必要なのは、模型より“戦う意思”だと思う。**技術も情熱も、継ぐ人がいなければそこで終わり。そうやって文化は静かに死ぬ。
誰も気づかないまま、何か大切なものが一つずつ消えていく。それが一番恐ろしい。
ネットからのコメント
1、小さい時にミニ四駆には熱中しました。シンプルにいかに早く走ることができるか?を追求するために、パーツやモーターなどあの手この手で小さいながら工夫した記憶が蘇る。手先を使うこと、大げさかもだが検証→改善を回すPDCAサイクルに近いことができていたと考えると、非常に良い玩具である。
素晴らしい玩具をありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
2、ご冥福をお祈り申し上げます。確か数年前に「日本に行きたい人応援団(少し違うかも・・)」でタミヤをスゴく好きで心から尊敬していた田宮会長に会って喜んでいた外国人の方がいたけどこのニュースを知ったらとても悲しむんだろうな・・プラモデル大好きな方で印象が強かったからふと思い出した。
3、1980年代、1/35スケールの戦車プラモデルに夢中になりました。説明書通りに組めば子供でもタイガーやシャーマンのオーナーになれました。丘陵に見立てた布団の上が戦場で、いつまでも遊んでいられました。コロナ禍の巣籠もり中、再びプラモデルを作り始めました。最高の趣味です。先日はタミヤのパワーコンプレッサーを購入。会長、夢をありがとう!
4、子供の頃は何となくですが、タミヤRCカーグランプリを見ていました。9時ぐらいから始まるアニメのツナギのようなwやはり、ミニ四駆は少しカジリましたね。組み立てスイッチをオンにしてシャーって音立ててタイヤが動いた時は達成感を覚えました。ヒトを夢中にさせる商品を創った、言わずもがなパイオニアですね。ありがとうございました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cab2a04116848d0b9feb6ac455d84cf29e5d0da8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]