人は、何かが終わるたびに寂しさを感じるものです。しかし、この日産工場閉鎖のニュースに直面して、寂しさ以上に感じるのは、未来への不透明感と不安です。こうした大規模な工場閉鎖が地域社会に与える影響は果てしないものですが、その対策は本当に十分なのでしょうか。
市長たちが「日産に細やかな説明を求める」と言いますが、果たしてその要求だけで十分なのか疑問です。企業の決定が地域経済に与える影響を軽視することなく、もっと積極的に次の一手を模索するべきではありませんか? いつも思うのは、企業の発表に対する自治体の対応が、まるで決定事項を受け入れるだけのように見えるのは何故なのでしょう。
地域の中小企業への支援策が強化されると言いますが、それは果たして長期的に意味があるのか。支援窓口の設置や資金相談の充実も大事ですが、本当に必要なのは新しい産業や雇用の創出ではないのでしょうか?
要は、問題の根幹に触れる勇気と未来を見据えた積極的な計画が求められているのです。ただの対応策ではなく、新しい道を切り開く意志が感じられる時、地域社会は再び蘇ることができるでしょう。ここで問うべきは、過去を嘆くことではなく、未来をどう築いていくかではないでしょうか。
ネットからのコメント
1、炭鉱が閉山すれば周辺も引き上げて新しい仕事と住処を探します。日産は今まで何度も経営危機があり、他企業にすがり助けて貰い、経営陣が吸い上げ、ホンダとも破談して、今がある訳です。横浜や経産省が出る幕はないです。追浜が終わって九州に移管しても、そもそも売れ筋の車もないのでこの状況は連鎖します。
2、横須賀にはかつてトヨタの完成車組み立て工場の関東自動車もありました。拠点を閉鎖し、裾野工場や東北へ移転しましたが、東日本大震災の後様々な税制優遇措置のある東北へ全て移管した。つまり日産は横須賀にこだわり過ぎた為にコスト削減が後回しになったという事。殊更に日産の業績不振や追浜閉鎖を感傷的に批判報道するのは違うと思う。企業である以上、固定資産税、人件費、法人事業税など稼働率とは関係なく掛かるコストが安い所で生産するのは当然。原発停止による東電の電気代高止まりも企業として躊躇せざるを得ない。工場を維持するなら東京湾に原発を作るぐらいの覚悟が必要。何も無くなって初めて本気で色んな事が考えられるという側面もあるので、地元はこれから頑張る時です。我が地元も製造業の統廃合により人口減少が止まらない状態から様々な取り組みがあり、今はそのような動きは止まった。頑張るしかないよ。
3、コストを考えて移管される福岡の苅田工場は横須賀に比べて地価がかなり安。多分、固定資産税だけで年間数億円は違うはず。
横須賀市も雇用がなくなるは確かに痛手だろうが、今までしっかり税収もらってたから、大きな税収がなくなるのが困るだろうね。
4、日産の経営難は30年前からで今に始まった話ではないのになぜ今日まで何もしなかったのか。これだけの時間があれば他の企業や大型ショッピングモールの誘致、観光施設の設置など打てる手はあった筈。それは従業員にも言えること。稼働率40%……常識的に考えて異常だと感じないか?普通の工場ならとっくに廃業か閉鎖をしている。結局は[日産]に依存し、胡座をかいてきたツケが回ってきただけ。ニュースやYouTubeを見ていると過去の内容について語るものばかり。追浜に限らず世の中の状況は常に変化する。日産の経営難や工場の稼働率低下を把握していながら何も手を打たない、現状に甘え未来の為の思考を止めた時点でこうなることは必然だった。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6c8545c7ce33f81d8cf78a8a98ce9895da94f712,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]