渋谷陽一さんが亡くなったことを知った瞬間、なんとも言えない気持ちが湧いてきた。「ロッキング・オン」という名前、音楽ファンにはもう言わずもがなだろう。 だが、この報せにはちょっとした違和感があった。
なぜなら、渋谷陽一さんはまさに「時代を作った人」。音楽評論家としての鋭い視点、イベントプロデューサーとしての手腕、そしてラジオDJとしての声。 それらすべてが一体となって、今の音楽シーンを形作った。だが、問題はここからだ。彼が生きてきた時代と今、音楽の世界は全く違う。
若者たちがスマホで音楽を聴き、SNSで情報を得る時代。そんな中、渋谷さんのような存在がどれほど重要だったかは想像に難くない。「音楽には思想が必要だ」という言葉の重みが、今の若者たちには響くだろうか。
もちろん、渋谷さんが遺したものは計り知れない。しかし、同時に感じてしまうのは、今の時代にはその熱量を直接伝える手段が少なくなったこと。あの時代の音楽シーンを知っている者として、「今の音楽には、もっと魂を込めてほしい。」 と感じるのだ。
時代が変わっても、音楽の本質は変わらない。ただ、その伝え方がどんどん難しくなってきている気がする。
ネットからのコメント
1、中学時代にラジオで渋谷さんのサウンドストリートを聴いてロックが好きになり、ロッキングオンの、中学生にはまだ難しい音楽評論を背伸びしながら読んでいたことを思い出します。私の青春時代には渋谷さんが共にありました。ありがとうございます。天国でも音楽を楽しんでください。
2、レッド・ツェッペリンの大ファンでもあり、私もレコードレビューなど大いに参考にさせて貰いました。数年前から発祥されていたのですね。知らなかったです。出版社からロックかメタルかの遺書みたいなタイトルで本が出ていたように記憶しております。日本にロック、メタルを普及させた功労者の一面もあると思います。天国でゆっくりロックを聞いてください。
3、ロキノン系などと揶揄されることもあるが、この方がいなければ日本のロックバンドが出てくる、その音楽を楽しむ土壌は今のように形作られていなかったに違いない各地でロックフェスが開かれミュージシャンも観客も日本中を巡る夏その風景のただ中で亡くなったのは何か意味深いものを感じてしまう
4、懐かしいお名前。私の中、高校あたりは洋楽にどっぷり。ロッキングオン愛読していました。渋谷陽一という名前だけでカッコいい。ラジオの声もいいトーンで素敵でした。まだまだ亡くなるには若過ぎる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4d415815be3f498fdd31d889991f99b8b3c0e282,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]