タイトルからして、もう珍しい。「犬100匹超放置」ブリーダー直撃?これは何かの現代風の悪い冗談だと思った。目を疑うほど酷い実態にはただただ唖然。ペット愛好家たちが築いてきた『倫理』というものが、即座に粉々になる瞬間だった。
まず一言言いたい。動物愛護法の改正がどうのこうのとか言われているが、それ以前に、基本的人権と同じように動物の権利を守るべきだ。犬をただの「商品」や「金儲けの道具」と見なしている輩たちに怒りが湧く。虐待をしている人間に動物愛のかけらも感じられないとは、なんとも悲しい現状だ。
インタビューを読んでいると、まるで悪循環に陥ったゲームのような感覚に囚われる。ブリーダーの女性が動物愛について語る部分では、人間と犬の共存の素晴らしさを説かれているが、その実態が全くそれに伴っていない。「犬は物語やで」と語るその声には皮肉を感じざるを得ない。
動物愛護団体や関係者たちが告発しても改善されない状況、役所の無為無策さが浮き彫りにされている。法律があっても、それが実際に行動に移されなければただの紙くず。どこから改善していくべきなのか、私たち一人一人が真剣に考える時が来ているのではないだろうか。理不尽な現状に立ち向かうのは、私たちの価値観そのものだからだ。
ネットからのコメント
1、ブリーダーとは名ばかりで、虐待拠点を所有するオーナーでしかない。日本の法律の程度の低さと役所の対応の悪さ、これが人間に対する事だったら事件だろうけれど、役所の規則の照らし合わせの対応で実際の対応は及び腰。欧米の動物レスキューや保護団体の資格や至急の行動対応とは全く異なる。行政にも警察と連携した権限を与えることも必要。
2、言っていることとやっていることが全く異なります。自らがトイレもない独房に入れられていると考えたら犬達の気持ちがわかると思います。ただ行政処分となった場合犬達の殺処分もあるのでしょうね?何れにせよブリーダーをはじめる時の行政の限定基準をもっと厳しくするべきです。
3、もう70代で片手が動かないというこの女性、リビングも土足とか犬の管理だけでなく自己管理も出来ない状態になっているように見えます。酷い虐待をしていながら自覚もなく、動物愛を語っているあたり認知症の可能性もありそうです。
第一種動物取扱業の次回更新の際には廃業、とはいうものの犬を譲渡するなど、多頭飼育崩壊になっている現状を変える気もなさそうで・・。行政がうまく動けないものかと思います。
4、行政は法律に基づいて行動する。法律に書いてなくても独自に行動できれば人権侵害になる可能性がある。何もしていないのに行政が勝手に家の中を捜査して財産を没収されたり逮捕されたら困ると思う。だから行政が積極的に行動できるよう強い権限を法律で与えてほしい。子供を虐待する親の親権を一時停止や剥奪ができるように、飼主の権利を制限できるようにしてほしい。飼育頭数の不正を予防する方法も考えなくてはいけない。行政に提出する報告書に「標準報酬月額決定通知書」の添付を義務付けるべきだと思う。これで飼育員の水増しが見抜けるようになる。さらに通報が多いブリーダーには立ち入り監査をして報告書に虚偽がないかを徹底に調べることができれば飼育頭数の過少申告を見抜けるようになる。さらに生涯繁殖回数(6歳までに6回)を守るためにミックス犬の「親の繁殖回数クリア証明書」をJKCに発行してもらいたい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/28e8c995b156115c3b96d1ee966424bdc832965f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]