政治家が落選した後に語る「正義感」ほど、聞いててモヤモヤするものはない。山尾志桜里氏の言葉に、思わず「それ、今言うか?」とツッコまずにはいられなかった。
彼女の「参政党の憲法論にはものすごい問題がある」という指摘。内容自体には同意する部分もあるが、問題はそこじゃない。選挙に負けた直後に正論を叫ぶのは、まるで“言い訳”に聞こえる危うさがある。
しかも、「本気さが伝われば結果につながる」? 5回目の選挙でそれを言ってしまうのは、ちょっと切ない。**本気でやって落ちるなら、それは“本気のズレ”があったということだ。**そこを見誤ったまま、他党を批判するのは、誠実さではなく、焦燥感に見えてしまう。
無所属で出馬して、正論を語る覚悟は称えるべきだ。しかし、**覚悟とは「語ること」ではなく、「結果を背負うこと」だ。**落選という結果を自省より先に「批判の正当性」に使う姿勢は、政治家としての本気度を逆に疑ってしまう。
**本気は、語るものではなく、証明するもの。**そしてそれを決めるのは、有権者だけだ。選挙とは、正論の出来を競う場ではなく、「誰に託したいか」の選択肢でしかない。
ネットからのコメント
1、山尾さんは「口で言っていることと、実際にやっていることが、ぜんぜん違う」という理由で政治家失格の烙印を押された方です。
頭も良くて、知識も豊富、弁も立つのは確かですが。だからといって、というか、だからこそ言葉を信頼しづらいです。参政党の憲法論にはわたしも賛同できないところは多いですが。けれど山尾氏が何かを言ったからと、それを判断材料として取り入れようとは思えません。
2、憲法改正はかなりの政治力がないとできないと思います。そのためには条文の内容もそうですが、改正に行くための世論形成などがさらに重要でしょう。その面ではこの方はもとより、玉木氏も適任ではない気がします。
3、参政党に投票した人ですらあの憲法草案を本気で支持はしてないだろうに。今回参政党にあれだけ票が入った原因はそこ(憲法草案)じゃないのよ。なのに、都合良くツッコミやすい所だけ突いてもそれで自身の得票に繋がると思ってるのならズレすぎ。それに、どちらかというとガソリン代疑惑や不倫疑惑などツッコミ所が多いのはご自身の方では?
4、異論の真意は説明出来てもご自身のことは説明出来ませんか?政治家でもプライベート時には失敗もあるでしょう。 人間ですから。 でも、そこをしっかり説明し謝罪してやっと0点に近づきます。 それが誠意。そしてその誠実さは信用でもあるのです。 あなたに政治家として能力は有るのかもしれない。 でも、あなたへの政治家としての信頼は全く持てないです。 それはあなたの言動が招いた結果です。 過去の信用こそが未来への信頼となるのですから。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/eb885293f5fac49d153063ca070dd17aab225a5a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]