まさか、こんなにも「父親像」に縛られ続けていたなんて。
宮川一朗太さんが語る「父親としての覚悟」、これを聞いたとき、正直言って衝撃を受けた。シングルファザーとして、子供たちに不便や苦労をさせまいと背中で示し続けたその姿勢には、心から尊敬の念を抱く一方で、もう一つの感情も浮かんでくる。それは、 「それって本当に必要だったのか?」 という疑問。完璧な父親像に縛られ、結局は自分の苦しみを一人で背負い込んでいたのではないかと思えてならない。
「完璧な父親」でいることが、もしかしたら最も大切だったのかもしれない。でもその裏で、 「本当の感情を吐き出せる相手がいなかった」 という孤独も彼の中に深く根ざしていたはず。子どもたちには辛い思いをさせたくない一心で、自分の気持ちはすべて抑え込む―これがどれほどの精神的負担だったか、想像するだけで胸が痛む。
そして最後に、娘たちが成人し、あのLINEをくれた瞬間のこと。 「ありがとう」 という一言で、どれだけの涙が流れたのだろう。でも、果たしてその「ありがとう」を、もっと早くから伝えられる方法はなかったのか? それが今、目の前に浮かんでくる。
親として、完璧を求めることは大切だろうか? それとも、もっと人間らしく、不完全な自分を見せる勇気が必要だったのか?
ネットからのコメント
1、敬服しかありません。多感な時期の娘さんをしっかり育て上げ、元奥さんを看取り、最期は在宅介護をされたとは並大抵の事ではありません。当方も子育て真っ只中で末期の親を在宅介護で看取りましたが、大変なんて言葉では言い表せないほど気力だけで乗り切った感じです。そこには深い情愛がなければできません。一つ一つ丁寧に生きて来られた姿が伝わってきます。今から数年前に都内の飲食店でお見かけしました。その時にいらした女性がとても若い方だったので若い女性好き?なんて思いましたが、もしかしたらお嬢さんだったのかもしれないですね。その後、お二人で向かいのお寺で手を合わせていましたから。お孫さんも誕生されて今が1番良い時かもしれないですね。苦労をされた分、お幸せになって欲しいです。
2、読んでいる途中から涙があふれました。離婚という選択でしたが、子供たちへの愛情、じっくりと子供たちと向き合い、見守ること。元奥様のことを子供たちにはいっさい悪く言わないで、そして最後まで見とるなんて!本当にすごいです。すごすぎです。お子様たちもお父さんからの愛情をしっかりと感じ取っていたとのこと。感動しました。いつもの朗らかな雰囲気がこれらを表していたのですね。これからも応援していきたいと思います。
3、娘の前で元妻を悪く言わないとあったけれどこの文章からでさえ元妻の事を悪く言うことはなく何か理由があったのだろうけどそんな事より子供たちとの日々を本当に優先していたんだろうなと感じた今だからこそこんなにきれいに話せるけど当時の日々は常に戦いだっただろうし本当に凄い
4、素晴らしいですね、宮川さんのお話は何度も読むけど号泣しちゃいますね。誰にも言わず、子どもからの言葉を全て受け止めて飲み込める…思春期の大変な時期も1人で乗り越えて、なかなか出来ることではないですね。お子さんも、そんな素敵なお父さんの背中をみて育ち、自分が家庭を持って分かること…気付けたことが沢山あったと思います。元奥様も引取りご家族で見送られたと…夫婦も家族も色々ありますよね、元奥様も宮川さんもお子さん達への思いが1番で、子どもって親の背中見ているんですよね。見習うことだらけです…頭が下がります。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/64dabdf6525c0d5f58e0dc8b297f1e44a6d0bbce,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]