最近の中野サンプラザ再開発計画が白紙撤回されたニュースを見て、ぶっちゃけ言いたいことが山ほどある。まず、この2000人規模の会場を失うことの意味を、誰がしっかりと理解しているんだろうか。**どんなライブでも「身近に感じる距離感」を持てるのは、小規模ホールだけの特権だ。**大きなアリーナだと、ステージが遠すぎて、本物のライブ感を失ってしまう。
アーティストだってそれを分かっている。彼らは観客の反応を大切にし、その瞬間を共有したいと思っている。にもかかわらず、収益を重視する業界は、どんどん大きなアリーナへとシフトしていく。この流れが進むにつれ、結局、多様な音楽文化が狭められてしまう可能性もあるのだ。それに気づいているのか?
さらに、地方のファンを考えてみよう。アリーナコンサートのためにわざわざ東京へ行かなければならない状況、交通費や宿泊費用は増えるばかり。音楽を楽しむコストが上がってしまって、気軽にライブに行けないなんて、本末転倒だ。
中野サンプラザがどれだけ多くのアーティストと音楽ファンに愛されてきたことか。再開発計画を見直すにあたって、これまでここで築かれてきた音楽文化をどう守っていくべきか、しっかり考える必要がある。
音楽業界としても、それぞれのアーティストが自分らしさを発揮できる場を提供することが、最終的には大切なことだから。では、音楽とは何なのか。それを真に理解し手にした者だけが、このギャップを埋めることができるだろう。
ネットからのコメント
1、最近SNSで「チケットが売れてません」と支援を訴えるそこそこ有名なアーティストさんもいたけど、アリーナやドームを埋めれるアーティストは限られているんじゃないかな。今年6回ほどコンサートに行ったけど、演者の様子が肉眼で見える、音響がいいという事で、2000人規模のホールの方が満足度が高い。大好きなアーティストがドームでコンサートだった。もちろん楽しんだけど、スクリーンをずっと眺め、音響もやや残念。2千クラスのホールが一番使い勝手がいいんじゃないかな。
2、記事にある2000人規模のホールはどれもほんとによく行きました。私が好きなジャンルの音楽はその規模がちょうどよく値段も手頃でした。どんどん閉鎖や休館になり、最近は足が遠のいています。フェスや一万人ライブみたいな大型会場以外でも需要はあると思います。
3、昭和なら武道館の1万7千人が最大だったくらい?だが、それもライブなら半分以下の人員数だろうから1万以下でも凄かったのだろうと。渋谷公会堂(改築前2300人ほど)でも超有名な歌手やグループも頻繁にライブをしていたので決して2千人が小さいということもないはず。
逆に1万人越えのアリーナとか「限定したアーティストの使用」しかないので、本当に皆が広く音楽を楽しむには好ましくないようにも思う。だいたいアリーナで演者が見えるかと言うと大型ディスプレイでしか見えないのではないか・・
4、2000人規模の箱がミュージシャンにはちょうど良いと聞いたことがあります。もう故人になってしまいましたが、村下孝蔵さんもそのくらいの規模のステージでコンサートされていて、可能な限り行ってました。中野サンプラザは仮面ライダーシリーズのファンにはファイナルトークショーの場になってましたから、無くなってしまうのは残念な気持でいっぱいでしたね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3e3f77fea9e172c81b8e0095ebea0f905711d286,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]