大阪選挙区で自民党の新人、柳本顕氏が落選が確実となった――もう、これが何を意味するかを考えると、笑いが止まらない。まさに「自民党、ここにあり」って感じだが、結果は全然違った。27年ぶりに自民の公認候補が当選できなかった大阪という“奇跡”を目の当たりにし、これがどうして起きたか、しっかり考えるべきだろう。
自民党の問題は、もう「人材不足」どころの話じゃない。 柳本氏が大阪市議の経験を生かしながら、物価高対策や賃上げ、減税を訴えても、結局は有権者の心をつかむことができなかった。維新の勢いが強い中で、何の対策もなしにただ前に進もうとする姿勢に、みんな飽き飽きしていることに気づけなかったのだろうか?
更に言えば、選挙戦に入っても、「一枚岩になれなかった」とは何たる不甲斐なさ。 自民党内でのゴタゴタ、青山繁晴氏と石破茂氏の不協和音が、どれだけ票に響いたかを少しは考えたほうがいい。一貫したメッセージもないまま、ただ「増税反対!」とか「減税!」と言ってるだけでは、誰もついて来ない。
結局、保守層も維新に流れている現状を無視して、勝算のない選挙戦を繰り広げた結果、「大阪での自民党の凋落」が見えた気がする。
政治家が忘れちゃいけないのは、無理やりに勝とうとする姿勢より、いかに有権者との信頼関係を築くかということだ。
ネットからのコメント
1、この物価高に国民が日々喘ぐ中、時限的な消費税の減税もしくは廃止すらも財源がないことを理由に否定し続けた。ところが今年も更に過去最高税収を記録した上、参院選前には現金2万円給付を発表。たった2万で何が出来るというのか、国民の悲鳴をだったその程度でカバー出来ると思っていることに驚いたと共に、非常に落胆した。今回の参院選はその民意がはっきりと示された結果であり、自民はこの結果を真剣に受け止め、考えを改めなければならないだろう。
2、もう大阪は自民党が選択肢に入っていない感があった。維新か参政の選択で、さすがに複数区では公明が組織票で議席を取った。大阪はもう既存政党が機能しておらず、自民も立憲も息していない。が、維新が独壇場と思いきや参政が維新に食い込んできている。全国とは見える風景が違いすぎる。
3、大阪は維新の独壇場。残りをその時の人気政党が取る。自民も立憲もお呼びでない。そういうことだ。しかし、愛知も国民が一位の票数。反対しかしない立憲には入れない流れが出来てきて…とても良いと思う。対話して、いいものは良い、ダメなものは対話で修正して前に進もうと言う気概が好まれる。今回は維新伸び悩みの代わりに、是々非々でやると公言した参政党が伸びた。国民、維新、参政の三党の話を聞いて政治を進めるのは、とても良い流れだと思う。立憲共産党とれいわは蚊帳の外で叫ばせておけば良い。
ガス抜きとして使う以外に用はない。
4、自民党には大阪で大した実績が無いんだもん。そりゃ利権保護の為の都構想への阻止は凄かったよ。でもその熱量を景気や暮らしに注げば当選してたかもね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0c5d460f4b591cafd128ff1f69a306db040a804f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]