さて、一人のアナウンサーが投票済証を栞にして読んでいる本を紹介しただけで、こんなにも反響が巻き起こるとは、まさに現代の情報社会の縮図ですね。彼女が選んだ本が差別についての研究書であることから多様な意見が寄せられていますが、どうしてこんなに「意識高い系」として見られてしまうのでしょうか？

まず、「知識を増やし、熟慮する癖をつけたい」と公言すること自体、一部の人からはまるで異端の者を見るような視線を向けられるのは不思議です。思考を止め、流されることが美徳とでも思っているのか？ 歴史を学び、他者への想像力を持つことの何がそんなにいけないのでしょう。むしろ、ここで声を大にして言いたいのは、「無知でいることは一種の罪である」 ということです。

また、投票という民主主義の根幹に携わる行動を起点にした彼女の発信について、「立場上、難しいこと」という声もあります。そもそも、アナウンサーであれど人間であり、自分の意見を持つことに何ら問題はありません。これを炎上の火種と捉えるのは、いささか寂しい社会ではないでしょうか？

結局のところ、この話題が私たちに問いかけているのは単純です。「あなた自身は、どれだけ自由に自分の考えを発信していますか？」

ネットからのコメント

1、じゃああなたの街に慣習の全く違うクルド人コミュニティやベトナム人コミュニティができたらどう思う？騒音に対する寛容さや日常来ている衣服の趣味（東南アジアの下町のよう）も違うんだよ。地べたに座って隣近所の迷惑も考えず近くのマンションの壁に反響するようなでっかい声で電話してたり。

2、『他者への想像力を持つこと』を人生で大切にしています」　他者への想像力を持つことはいいよ。でも貴方は他者へ思想を押し付けてる、事してるんだよ。別にその人が何考えても良いよ、でも押し付けるな。それも差別。で、この人は何言いたいの？この本読んでないけど。差別？選挙に関係あるか？

3、「ただ本を紹介しただけだよ」は、この選挙前のタイミングであることと投票済証をわざわざ栞にしたことで無理がある。参院選に対するメッセージであることは明確。その上で「差別」という言葉は何を念頭にして言っているのかは大体みんな分かる。オレンジの服着てSNSで発信してたどっかのマスコットと同じように。こういうやり方って何か卑怯だな。言いたいことあるなら堂々と言えばいいし、言えない立場なら黙っていればいい。

4、本間アナはテレビ朝日の上層部辺りから言わされているのかな？SNSを使って発信するのは個人の自由だけど、本間アナはテレビ朝日の正社員ですよね。やっている事はTBSの山本アナとさほど変わらないと思うが…。いつから民放キー局は国民の共有財産である公共の電波を使ってアナウンサーの思想信条を語って良いって言う風潮になったのだろうか。

あくまでもアナウンサーは事実だけを話せば良いだけであって、参院選投票日前日にわざわざこんな事をするとは世論を誘導している事にならないだろうか。貴女自身の思想や心情を語りたければ、まずはテレビ朝日を退職なさって、個人でYouTubeチャンネルでも開設して思う存分語った方が良いと思うけどね。