政治ジャーナリスト田崎史郎氏の分析を聞いて、私の心は一瞬立ち止まった。自民党の支持層が流れる理由が「右への配慮の欠如」と「若い世代への政策不足」だと?本当にそれが全てだろうか。今の政治は右か左かという二元論ではなく、もっと複雑な色を持っている。現実の問題は、若者が政治に期待を持てないこと、そして古い価値観が未来の扉を閉ざしていることだ。
安倍政権時代の「右をガッチリ押さえた」という言葉は、どこかしらノスタルジックで、現実隔離されたものに感じられる。働き方改革も、表向きにはキラキラしているが、裏には無数の問題が潜んでいる。若い世代をただ「押さえる」のではなく、真摯に向き合い、共有できる未来を描かなければ、いくら政策を打ち出しても砂上の楼閣だ。
岸田政権や石破政権が果たして「その2つの政策を打ち出すだけ」で立ち直れるのか。私には疑問だ。政治に求められるのは、ただ耳の心地よい言葉ではなく、心から進化する意思だ。これからの時代、それを持たない者が生き残れるのだろうか。
ネットからのコメント
1、増税しか考えていなかった前総理と人脈もなく与党で批判だけしていた現総理なら国民の気持ちを考える事なんて無理ですし何をすればいいかなんてわかるわけないので支持離れが起きていたって意識はなかったのではないでしょうか。
この2回の選挙で自公が間違っていたことすらわからずに参議院選挙後も同じ事を繰り返す可能性もありますね。
2、今回自民本当に勝つ気あったのか?自党にいる邪魔な積極財政派や親中派を落とそうとしていたのではないか? 自公憎しで過半数割れに追い込んでも立憲も落とさないと無意味。自民と立憲は税や財政、さらには外交面でも類似点が多く、厚生年金の負担増政策でも共に推進役を果たした。国民民主など減税を主張する政党との政策協調は難しく、自民は連立を組めない状況だ。外交姿勢も両党は親中で一致している。自民が議会で過半数を割った場合、立憲との協力が現実味を帯び、岸田の発言にもその方向性が垣間見える。この連立が成立すれば、増税と社会保障負担増により、労働者や一般市民の暮らし、治安の悪化が懸念される。参政党に注目が集まっているが今回実は大事なのは立憲の勝敗。それ次第では日本人にとって悪夢の3年間となりかねない。特に厚生年金に手を付けられた労働者は全力で立憲を叩かないとなにされるかわからん。
3、自民への不満は若い世代だけじゃないですよ。私は平成の最初の頃に就職した世代ですが、当時は上司の「ボーナスの袋が立っていた」ことをよく覚えています(まだ現金支給が多かった時代)。自分も、仕事頑張って出世したら、いつの日か、袋が立つボーナスをもらえる身分になれると信じていました。さて、自分が上司の側に立つ年齢になりましたが、仮にボーナスが今も現金支給だったとしても、立つことはまずありませんね。
額面どおりだと、立つかもしれません。でも、4割天引きされるので立ちません。立つどころか風に吹かれりゃ飛んでいくでしょう。四公六民だの五公五民だの、江戸時代の農民の年貢負担が重くて悲惨な生活を送っていたと歴史で教わりましたが、自分がそんな憂き目にあうとは若い頃は思っていませんでした。税金と社会保険料、何とかしてほしいなあ。自民党には投票しません。
4、そうでは無いのかも知れませんが、高齢者と非課税世帯に対しての政策が中心なのかと思ってしまいます。頑張って仕事をして、納税をしっかりしている現役世代に対しては、何の恩恵も感じられません。なので政権が変われば、少しは今よりは世の中良くなるかも知れないと思っている人が、一定数いるのかとは思いますよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a0e26237d98f30d0a1cae5f92db7ef8a29ac7b03,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]