ロシアとトランプのドラマティックな床屋トークに心底呆れる。毎度のように核の脅威をちらつかせるロシア、その姿勢はまるでかつての「冷戦時代のマスターズ・オブ・パニック」。この時点で私たちは驚くこともなく、むしろ笑ってしまう。トランプの突然の方向転換も、いまさらニュースでもない。彼の行動は、一時の注目を集めるためのエンターテイメントであり、その背景にある真剣さには疑問符がつく。
「核の脅威を利用するのは、冷静さを失ったプレイヤーが最後に頼る手段だ」。これは本当に当てはまる。核戦略を改めて持ち出してくるロシアの姿勢は、むしろ焦りを感じさせるものだ。
また、ウクライナへの武器供与に対するロシアの反応は、過剰すぎる。ペスコフが「非常に迅速に手配可能」と口にしたトランプとの会談も、実際のところ、何も進んでいないのが現状である。こうした状況では、「実行力のない言葉」は時間の無駄だ。
最も重要なのは、**本当に必要なのは強い言葉や武器ではなく、「新たな時代の外交」**である。賢明な判断で新たな道を切り開くことこそが、未来を明るくするカギである。
ネットからのコメント
1、ロシア側の役割分担はかなり明確。ペスコフが比較的穏健な発信を繰り返す一方、前大統領のメドベージェフがとんでもない強硬発言を繰り返す。
そしてプーチン自身は直接的にはほとんど語らない。しかしプーチンの野望は完全にハッキリした。当初ウクライナ東部のロシア系を迫害から救うという目的で始めたウクライナ侵攻だが、その当初の目的は全くの嘘だった。すなわちプーチンの本当の目的は旧ソ連領土の再獲得とロシア大帝国の復活です。そのためには嘘もつくし、人も平気で殺す。民主派の象徴だったナワリヌイ氏や、一時は味方で頼りにしていたワグネルのプリゴジンも容赦なく抹殺。このような男に対して交渉しても全くの無駄。トランプも平和の使者気取りでいい格好するためだけの交渉の無意味さが少し解ってきたのかもしれない。
2、トランプの手のひら返しではなく、トランプは「敵」とまず話します。トランプは先に話したのに、言う事を聞かない敵には厳しくなりますね。長い目で見ると西側諸国の戦略が勝りました。ロシアはもう、一等国には戻れませんよ。次の理想は、14億という体重超過の国を動けなくさせたいものです。日本も大切な局面が続きます。日本にとっておそらく間違いない手は、国防の整備・西側連携・落ち着いて少しあとからの行動です。戦争は苦しくなった奴から仕掛ける、これが歴史の答えです。
3、ロシアが核を使う事はまず考えられない。核を使えば世界はロシアを敵視しロシアに対する今後の考え方を全て替える事に成るでしょうね。中国や北、イラン等も考え方を変えて行かないとアメリカ等他国の核保有国が何時でも簡単に核を使う理由にも成りかねない状況と成る可能性が有る事に成る。
4、ゼレンスキー大統領をはじめウクライナ陣営はさぞかし7月14日のトランプ大統領のロシアに関する「重大な声明」に期待した事でしょう。しかし実際の声明はウクライナ陣営にはかなりがっかりした内容だったのでは。アメリカから一切の金銭負担無しにカラスEU外相は不満を露わに。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8e069ef694671f8724027b757f8d8b1a938b2501,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]