タイトルを見た瞬間、驚きとともに呆れる気持ちが入り混じった。「またか」という声が思わず漏れてしまったのも無理はない。資材価格の高騰や人手不足など、当然のように挙げられる理由が続いているが、根深い問題はもっと別にあるんじゃないか。
この業界が本当に抱えているのは、信頼の払拭じゃないか。点検商法の被害が絶えず、悪徳業者の存在が業界全体の信用を失墜させているのは周知の事実。それにもかかわらず一部の企業が同じ過ちを繰り返す。これでは健全な事業者まで巻き込んでしまうのも当然だ。全国の消費者が業者を疑いの目で見るのも無理ない。
リフォーム・塗装業者の倒産数の多さ、資本金1,000万円未満や従業員10人未満の会社がほとんどというデータを見た際、やはり小規模事業者が都心部での競争に耐えられない現実が見える。ここに垣間見えるのは、「弱者が弱者たる理由」であり、それはただの資金の問題ではなく、産業構造そのものにメスを入れる必要がある
。
過去最多の倒産件数を前にして、「倒産は終わりでなく、変革の始まりだ」という視点が必要じゃないか。変わらない日常にただ嘆いていても、何も変わらない。時代が求めるのは単なる反省ではなく、新たな挑戦だ。
ネットからのコメント
1、外壁塗装の業界自体はモノ凄く古く、高度経済成長期に建てられた戸建ての塗り替えのビジネス自体の事業は早い事業者で80年代後半から始まり、そこから、全国各地で飛び込み営業などで急成長した業界。そこから訪問営業による過度な押し売りなどが問題になり悪質リフォームも増えた。2000年代に突入するとあえて訪問営業をしないチラシ配布のみを行う事業者が密かに現れはじめそこから2000年代後半にはスマホやGoogleなどの出現などで地方にもチラシ営業が普及して、2010年代には市場は圧倒的に反響型に変わった。そこから訪問型の営業会社が衰退し始める。2020年代は業界にも人手不足の影響や不況の波、情報過多の時代に入りここから下請けでビジネスしていた1人親方の元請け化がで始める。そして現在、団塊世代の需要をある程度食い潰し終え、実績や信頼がある業者のみが生き残る時代が到来。
2、以前にリフォームを依頼して比較的良心的な値段だったある修繕会社に、今回も修繕を頼もうとしたらかなり高額な見積もりだった、物価上昇の時代にしても高過ぎた。慌てて過去取引のあった他社に相見積もり頼んだら半額位だった。同じ担当者でも会社の経営状況?とかで変節する事がわかったし、マンションの大規模修繕の隠れ談合など、信頼できない業界を残念に思う。
3、自分たちで首を絞めているようなもんだんだよね悪質業者が排除できないと。土日ともなると必ずといっていいほどこういった業者が訪ねてくる。インターホンで対応しようとすると出て来て話を聞けとかいうからその必要はないと突っぱねているけど。インターホン越しでみると上体を揺すりながら話していたりしてとてもまともには見えない。断って帰ったあとも郵便受けやインターホン、ガスメーター等に目印らしきものがないか調べてしまう。
4、いまだに新築至上主義から脱していない。リフォーム業界もいまだに社会的信用を得てないし、悪質業者が実際いる。新築があまりに高いので、今後はストック活用型にならざるを得ない。ちゃんとした会社は伸びると思うよ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2e7f51e01516c38b0d94ec1b5a382449e19ac99f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]