毎年選挙が近づくと、どうしても避けられない議論がある。それは「秘密投票」とSNSの相反する関係だ。SNSに投票用紙をアップする行為、まるで選挙結果をインターネットで独占公開しようとするかのようで、不法行為と隣り合わせだ。まるで舞台裏をのぞき見る期待感があるかもしれないが、それはプライバシーと秘密の原則を踏みにじる行為に過ぎない。
選挙は自由で公正でなければならない。投票用紙をSNSに公開する人々は、自らの選択を世界に示す勇気を持っているかもしれないが、他人の選挙行動を暴露する可能性を忘れてはならない。その結果、第三者による圧力や買収が横行する世界を招くことになる。SNSの投稿一つで誰かの自由な選挙権を侵害する危険性を考えれば、秘密投票の意味を真面目に捉える必要がある。
だからこそ、投票所での撮影禁止は、多くの有権者の権利を守るための重要な措置だと理解すべきだ。インターネットでの投稿は無限の拡散力があるが、それが真実を見えなくしてしまうこともある。人々の投票行動はスクリーンの中に閉じ込められるべきではない。個々の選択が集まることで未来が形作られる。その重みを忘れてはならない。選挙はただの票ではなく、後世を創造する力だ
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ネットからのコメント
1、ああ、確かに。たとえば職場で「○○候補に入れろ」と言われたとして、表面的には「はい」と言いながら実際には好きな候補者に投票して知らんぷりできるのが当たり前なわけですが。けれどスマホで証拠の写真を撮って提出しろとか言われたら……大問題ですね。いろいろな大事なプライバシーを守るためにも。『投票所での撮影は禁止』としっかりルール作りはした方がいいかもですね。
2、公職選挙法では、投票所内の写真撮影を直接的に禁止する規定はありません。かといって、合法であるとも言えない。携帯電話の使用を禁止している自治体もあり、その場合は、スマートフォンでの撮影も当然禁止されている。撮影という行為は、注意しないと様々な問題が発生する。例えば、他者が特定できる形で、姿を勝手に撮影した場合も犯罪に該当する可能性がある。投票所でもしかり。記入用紙を撮影して、それを職場で提出するという行為があったとしたら大問題です。やはり、法律で明確に禁止にした方が良いと思います。
3、私も昨日期日前投票に行って用紙をもらうのを待ってる際、投票先確認のためにスマホを開きましたが、投票所内の撮影とかもダメなんだろうな…?と思ったのですぐにしまいました。今の時代だし、禁止行為は掲示等してもらえた方が助かるかも。知らない方も多いと思います。
4、子供の頃、両親と投票所に行った帰りに何気なく「何書いたの?」って聞いたが絶対に答えてくれませんでした。
親同士も誰を書いたかは話していませんでした。子供の私が学校とかで普通に「〇〇って書いてた」と言うのを防ぐためなんだと後々気づきました。私が親になり息子に同じことを聞かれますが絶対に答えません。今の時代はSNSで手軽に画像などをアップできます。例え白紙の投票用紙でもアップするのはどうかと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3a5554e634f3f747d7ddd56ebfcf2eaa82318542,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]