最近、農水省の発表によれば、38道府県が主食用米の増産を計画しているらしい。このニュースを聞いて、正直言って笑ってしまった。**「価格が高騰しているから生産を増やす」というのは、まさに典型的な供給と需要の反応。でも、本当に賢い選択なのか?」**増産した米が市場に出回ったら、当然スーパーの価格も下がるだろう。でも、価格が安くなったら次はどうする?農家が再び生産意欲を失う可能性だってあるじゃない?
それよりも問題は、米だけに頼る農業のあり方だ。**日本の農地は多様性を持つ可能性を秘めているのに、ただの米作りに過剰に依存するのではもったいない。**飼料用米や他の作物への転換も進めるべきではないのか?
増産がもたらす一時の利益だけでなく、長期的な持続可能性についてもっと考えるべきだ。**未来の農業に求められるのは、ただ単に市場の波に乗ることでなく、次世代に渡すことができる価値を築くこと。**果たして、このニュースは何を示唆しているのだろう?米が安くなってみんな喜ぶという単純な構図を疑ったほうがいいかもしれない。
ネットからのコメント
1、関西郊外に住んでますが、明らかに水田が倍ほど増えました。今年から大幅な収入が見込めるからだと思います。
農協通さなくても、知り合いや親戚に直接売っても数年前より高値で買ってくれるし。この調子で自給率上がってほしいです
2、下がったらすごいみたいな風潮なりかけてるけど、農家にはある程度の収入として価格は考えた方がいいと思う。それか国から補助してあげるか。もう農家の家族でないと中々する人もいなくなると思うよ。ある程度夢ある職業にしてあげて欲しいな、
3、記事にも書いてある通り増産と言っても「飼料用米や麦、大豆からの転換」、つまり水田活用交付金が払われていた田んぼで主食用米を作るようになったという事だ。別に農地自体が増えているわけではないので、来年の飼料用米、麦、大豆の収量は減るだろうし、転換しきってしまえば増産するには耕作放棄地を整備するコストが発生する為、増産傾向はいつかは終わるだろう。農家として思うのは、一時的に増産して米が潤沢になったとしても、数年後になるだろう農家不足による米不足は回避されていないという事だ。農家の寄り合いでは「誰かが会社おこさなきゃ農地管理できなくなるぞ」「でも会社おこしたとして人雇えるか?」「そもそも誰が会社おこす金持ってるんだ?」「米価格が安定するかもわからん、現農水省大臣何してくるかわからんし…」みたいな何ともならない会話をしているような状況です。
4、米の価格高騰が本当にコメ不足だったのか?。本当なら今、売り場に米はない筈だがちゃんと並んでいる。
私は高騰化は誰かが仕掛けたと考えており、原因がはっきりしないのに安易に増産するとまた、コメ余りで価格が崩壊するのではと危惧する。消費量そのものは上がっていないはずだし。食糧自給率が3割台の日本はもちろん食料の安全保障を考えるべきで、コメは収量も効率的ではある。しかし、米国で作る米と比べコストの7倍も掛かっているのも事実。ひたすら高額なコメを作って国民の懐を軽くするのもおかしい。当たり前のことだが、戦略をちゃんと考えた方がよい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3804f96f991e9b987ddb25f1adec11b48fdf93fd,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]