いやはや、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の公開が、まるでコロナ禍の再現の如き盛況ぶりを誇っているが、それが映画業界の慶事かと言われれば、首をかしげざるを得ない。**一つの作品が全スクリーンを占有する現状は、映画文化の成熟を妨げる危険な兆候だ。**たしかにヒット作は産業の活気を象徴するが、それは多様な選択肢があって初めて意味を成す。
この業界、**「興行収入至上主義」の風潮が蔓延していることに危機感を覚えざるを得ない。**短期的な利益にとらわれすぎて、長期的な展望を見失うことほど愚かなことはない。すでに多くの洋画ファンが「映画館で観る価値」を見限りつつあるのがその証拠だ。映画とは本来、多様な視点や文化を享受できるものであるべきだ。それを一作品に偏らせるのは、映画館を「単なる商業施設」に堕としめるに等しい。
加えて、映画産業が貴重なファンを失ったら、果たして何が残るのか。**「今の成功は、未来の失敗の種にもなり得る」**ということを肝に銘じてほしい。そして、この状況をどう受け止め、改善していくのか、それこそが本当の課題であり、考えるべきポイントだろう。持続可能な映画文化のために、今一度、足元を見直すべき時が来ている。
ネットからのコメント
1、無限列車編の時も同じような記事ありました。何でもかんでも鬼滅のせいにしてもね。国宝もそうだが作品が面白いから、何かしら映画館で観る価値があるから、皆さんわざわざお金払って行くんです。
映画界はサブスクに追いやられて斜陽なんだから。洋画が工夫もせずワンパターンばかり。面白くないから仕方ないよ。何よりもアメリカが劇場で見たくなる、面白い作品作るのが一番大切。
2、その昔TVが普及する前の時代は国民的な銀幕のスターが活躍する映画ばかりだったし、今の鬼滅のブームと一体どこがどう違うのだろうか?アニメだから沢山のスクリーンを占拠してはならないと理由にはならないし、少なくとも劇場自体がそれを望んでいるなら公開早々水を差す必要は無いと思う。
3、コナンやワンピース、呪術も同じように座席数を多く確保してるのに今回鬼滅のときだけ妙に下げ記事が出てません?人気作に対して映画館が座席を多く確保するのは仕方ないと思うのですが。現に昨日飛び込みで鬼滅を見たかったのに見れない人が多くいる。特に鬼滅は高齢のファンもいるし事前予約なんて知らない人もいる。そういう当日飛び込みの人たちを取りこぼさないために座席数を確保する。自然な流れだと思います。普段映画に行かない層がこうやって人気作をきっかけに行くようになったのに、鬼滅に対しての下げ記事ばかり目にすると辟易する。
4、言いたいことは分からないでもないが、映画館で観る価値のある作品にはそれでも枠があるんだから良いではないのでしょうか?昔みたいに映画公開されてから一年以上経たないとDVDや地上波等で見られない時代と違い、今はそれほど待たずにサブスクで観れる客も映画館で観るべき作品とサブスクでいいやって作品と自分の判断で分けてますよ映画館で観るべき作品として鬼滅の刃が圧倒的支持で選ばれているのならこれも当然のことだと思います
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/8841ce498e6e8424ee9d6fb7ad95497ed7e8aa4a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]