「外国人労働者は景気の調整弁」という文句、これを読むとつい眉をひそめてしまう。この現実、まるで使い捨てカイロだ。寒い冬にポケットに忍ばせて暖を取るが、暖かくなるとすぐに捨てられてしまう。群馬の外国人労働者たちも同じく、景気が悪化するとまっさきに解雇。まるで、彼らの存在価値が経済次第で決まるような扱いだ。**「労働は人間の尊厳と直結する」**という当然の認識に、経済の波に揺らいでいる日本社会はまだ気付いていないのか。
スバルの工場で働く金治さんの不安、この不安は他人事ではない。景気は常に変動する、それに合わせて労働者を使い捨てるのでは、社会としての信頼をどうやって築くのか。新制度「育成就労」が明示する目的も「人手不足の解消」と、なんとも薄っぺらい。**「方針は美しいが運用は汚い、これでは制度は絵に描いた餅だ」**という懸念を抱かざるをえない。
結局、この制度がどう転ぶかは、日本社会の労働観がどこまで深まるかにかかっている。
この制度が真に成功するかは、「使われる人」としてではなく、「共に働く人」として扱われるかにかかっているのだ。
ネットからのコメント
1、雇用の調整弁となるのは派遣切りと記事にもあるように外国人と言うより非正規雇用であり、非正規雇用に外国籍の方が多いからではないだろうか。非正規雇用が雇用の調整弁となりやすいのは、正社員を過剰に守る解雇規制の副作用でもあるので、正社員も容易に解雇できるようにならないと変わらないとは思います。利益や仕事が減った時に誰かを解雇できないと企業としても苦しくなるので、仕事や利益が減った時にも解雇しなくて良い様な少人数で通常は長時間労働か短時間で低賃金にならざるを得ない。
2、「外国人問題」を論ずる際は、正規に入国し問題なく滞在している外国人と、不法入国不法滞在や偽装難民、犯罪者、犯罪者までは至らないが素行不良の外国人と、しっかり分けて考えなければならない。技能実習生については、その名の通り技能が未熟であり賃金が低いのは止むを得ない。
原則本国でその技能を生かして高給を得る修行期間として、真面目に過ごしていただきたい。そうすれば世間の目も温かいものになる。政府など行政機関は、まともな技能実習生に対しては、ブローカーの摘発や不法な労働環境の改善に努めるべし。
3、今の日本経済や政治でスピード間や焦点が問題になっているが、まずはこういった外国人たち以前に今の37~52才の15年分の氷河期世代が安定した職でなく不況でクビになる方もいます。ステップとしてまず氷河期世代で、次にこの外国人労働者です。本当に氷河期世代対応をスピード間持ってやってほしいし、新卒が引く手あまたのアンバランスは即改善お願いします!
4、記事の内容が国益や在留という制度に無知なのか根本から間違えている。まず日本を含め諸外国は外国人が仕事をするための受皿として存在する訳ではないし、雇用の調整弁になるのは外国人ではなく雇用期間が定められた仕事に応募する人であり自己責任。これは日本人であっても同じ。それが嫌なら就労ビザを取得すればよい。また技能実習や育成就労はあくまで日本で技能を身に着けて母国発展に寄与するための制度。長期で働きたいのなら、育成就労や技能実習ではなく特定技能を選べば良い。そのお金を貯めて専門学校や大学へ行けば就労の在留資格も目指せる。外国人を無作為に受け入れ続けると日本人の働き先が無くなっていくし、この記事の内容を真に受ければ外国人が失業した場合、社会や生活を保障する必要があるのか?という話になるし、不安定な生活のまま生活基盤を日本に築かれる事で国籍問題や在日問題へ発展してしまう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7ca2fa539431c913e0923b0f6e57e2914a99870f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]